フリーターから正社員就職できる人、できない人の違いとは?就職のコツ
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フリーターから正社員として、すぐに就職できる人と、なかなか就職できない人がいます。両者を分けるものは一体何なのでしょうか。その差は本当にチョットしたこと。その違いや、コツについて、この記事では解説をいたします。
目次
フリーターも含まれる非正規雇用とは?
正社員になれるフリーターとなれないフリーターをお話しする前にまず、フリーターも含まれる「非正規雇用」について理解する必要があります。
非正規雇用とは、個々に労働契約を結び、契約で定められた時間と期間で働く雇用形式のことを指します。アルバイトやパートタイム、契約社員、派遣社員などが含まれます。
一方、契約期間がなく、フルタイムで出勤をする形式を「正規雇用」と呼び、こちらは正社員が該当します。
日本のフリーター人口
2022年(令和4年)の日本のフリーター数は132万人です。
これは日本の総人口(約1.2億人)に占める割合で約1.1%。
総務省統計局の「2022年(令和4年)平均結果の概要(PDF:P14)」データによりますと、前年に比べて6万人の減少となっており、毎年減少傾向にあります。
フリーターの年齢層は、20代が最も多く、
- 20代前半は28%
- 20代後半は27%
となっています。
フリーターになる理由は
- 就職活動に失敗した
- 就職したけどすぐに辞めてしまった
- 学業に専念したい
- 自分の好きなことをしたい
など、個々に様々な理由があります。
フリーターとは?
そもそもフリーターとはどういった方々を指すのでしょうか?
厚生労働省が定めているフリーターの定義は以下になります。
- 年齢は15~34歳限定
- 現在就業している方でアルバイトまたはパートである雇用者。男性は継続就業年数が1~5年未満、女性は未婚で仕事を主としている
- 現在無業の方は、家事や通学をしておらずアルバイトやパートの仕事を希望している
※参考:「平成30年若年者雇用実態調査の概況」
上記を簡潔にまとめると、フリーターとは「仕事を主とする34歳までの男女で、現在アルバイトやパートでの雇用もしくは雇用希望者」のことを指します。
近年では、自分がやりたいことの為にフリーターとなる方や、スキルや経験を積むためにまずはフリーターとなってから正社員になる方も増えています。
フリーターとニートの違い
フリーターとニートは似ているように思いがちですが、明確な違いは2つあります。
- 就労状況
- 就職意欲
フリーターはアルバイト・パートの雇用形態で就業している人を指します。
一方、ニートとは、全く働いていない、かつ就業を希望していない人を指します。
フリーターは、働く意欲はあるものの、先述の
- 就職活動に失敗した
- 就職したけどすぐに辞めてしまった
- 学業に専念したい
- 自分の好きなことをしたい
などの様々な理由によって、正社員として就職するまでのつなぎとして、アルバイトやパートで働いている人が多い傾向にあります。
一方、ニートには、就職意欲がない人や、就職活動をしてもうまくいかず、諦めてしまった人などがいます。
フリーターとニートには、就労状況や就職意欲に違いがありますが、どちらも社会的な問題として捉えられています。
- フリーターは、正社員として就職していないため、収入が少なく、将来が不安定な傾向に。
- ニートの場合は、就労していないため、収入がなく、社会とのつながりが薄い傾向に。
フリーターと正社員の違い
現在フリーターとして働かれている方の中にも、「フリーターと正社員の違い」をあまり感じていないかたもいらっしゃるでしょう。しかし、両者には大きく2つの違いがあります。
お給料/手当/ボーナス/福利厚生
現状の給料で言えば、正社員ほどの稼ぎのあるフリーターの方もいらっしゃるでしょう。しかし生涯の収入で両者を比較すると、大きな差があるのです!
フリーターと正社員の生涯年収の差は、1〜2億円ほどと言われています。
厚生労働省の調査によると、正社員の生涯年収は平均2億2,000万円ですが、フリーターの生涯年収は平均6,000〜9000万円。なぜこの差が生まれるのか?というと、正社員の方が昇給やボーナスが多く、また福利厚生が充実しているためです。
一方、フリーターは正社員に比べて収入が少なく、また社会保障が手薄であることが理由に挙げられます。
20代という比較的若いころは、年収に大きな差が出づらいかもしれませんが、長い人生の中で考えると、その差は莫大なものになります。
社会的責任
アルバイトと正社員では責任の面でも求めるものが変わります。実際に任せるお仕事にも両者には差がありますよね。それは求める「責任」によるものとなっています。
アルバイトやパートで働く場合、時間や配分が決められた業務をこなしていくのが一般的。一方、正社員として仕事をする場合、常に会社の発展や成長・改善を意識して、「成果」に繋がる仕事へ取り組む必要があります。
「責任」と聞くと重いイメージを抱くかもしれませんが、責任を伴うことで、アルバイトでは任されなかった大きなプロジェクトや裁量のある仕事を任されることにも繋がり、それが「やりがい」に繋がる機会も多いでしょう。
将来の安定性や社会的な信用は、断然、正社員の方が望めます。
業務においては就職して間もないうちは、大きな責任のある業務を任されることはないでしょう。社内で歴を重ね、できることが増えて、任されるお仕事が増えてきたときに、より大きな責任が生まれます。
時間的自由
フリーターと正社員の時間的自由の違いは、フリーターの方が時間に自由があるということです。
フリーターは、自分の好きな時間に働くことができ、休日もシフト制などで自由に決めることができます。
一方、正社員は、一般的に会社に決められた時間に働く必要がありますし、休日も会社が決めた休日になります。
また、正社員に時間がないか、というと必ずしもそういうわけではありません。ワークライフバランスを重視した会社もあるため、です。
ですので、自分の将来像・ライフスタイルや価値観によって天秤にかけて、フリーターのままでいるか、正社員就職をするか、という選択をする必要があります。
フリーターから就職することは難しい?
フリーターから正社員へ就職することは難しいと言われますし、一般的にはそういうイメージがあると思います。その一方で、「就活を始めて数週間で正社員になれた」という人もいらっしゃいます。この違いはフリーターに対する企業側の懸念点を払拭できたかどうかによるもの。
ここでは、企業側が考える、主な3つの懸念点を説明します。
①理由もなくフリーターをしているのではないか?
フリーターになった理由として多いものに、「就きたい仕事があり、勉強や準備をするため」、「生活のため一時的に働く必要があったから」、「なんとなく」などがあげられます。
将来のためや家庭の事情でのフリーターであれば企業側も理解を示せますが、特に理由もなく、惰性でフリーターをしている、という風に捉えられるとマイナスイメージにつながります。
②正社員就職へのモチベーションがあるのか?
フリーターのメリットとして挙げられる、「時間に融通がききやすい」、「正社員と比較して仕事に対する負担や責任が少ない」といった理由からフリーターという働き方を選択する方も世の中にはいらっしゃいます。
そのため、「本当に正社員になりたいのだろうか?」、「責任をもって仕事に取り組んでくれるだろうか?」といった懸念をされてしまうことがあります。
③ビジネススキル・ビジネスマナーが足りないのではないか?
フリーターにかかわらず、就職・転職活動では年齢が上がるほど、経験・スキルが求められる傾向にあります。
既卒や第二新卒であれば人柄やポテンシャルを重視した採用が一般的です。しかし、年齢を重ねると、多様な経験・スキルを持つキャリア人材と比較され、スキルや経験を求められるようになります。
結果として、フリーターとして歳を重ねると「ビジネススキル」や「ビジネスマナー」が足りないと懸念されてしまう可能性があります。
企業側がフリーターを懸念する理由は上記3つが主なものとなりますが、フリーターだからと言って、必ずしも正社員就職が難しいわけではありません。
そもそも、「フリーターから正社員になるのは難しい」というのは、2000年頃の超就職氷河期の時代にできた考え方です。
当時は新卒でもない経験者でもない「既卒者」が企業に応募しても書類選考落ちという門前払いをされていたので、そういった認識が出来上がったのですが、今は時代が違います。
今は「売り手市場」。就活の場では学生を採用する企業を「買い手」、求職者を「売り手」とよく言いますが、売り手市場=求職者が有利な市場となっています。求職者1あたりの求人数が世の中的に多いので、求職者にとって求人の選択肢が多い、という状況なのです。
また、創業当初から、既卒・第二新卒の就職・転職支援をしておりますが、創業当初はそんな事業が成り立つわけない、と言われ続けてきました。しかし、創業して20年以上が経っていますので、このことを含めても「決して難しいことではない」ことの1つの証明になるのではないでしょうか。
フリーターから正社員になれる人、なれない人の違い&特徴
ただし、フリーターから正社員になれる人、なれない人では以下のような違い・特徴がありますので、就職活動を進める際には、ぜひ意識してみましょう。(フリーターなど肩書に関わらず重要なことでもあります。)
社会に出る覚悟を持っているか
- フリーターと正社員では、時間的自由が異なります。その違いに対して覚悟ができているか。
- 求められる責任も異なります。その責任を果たす覚悟ができているかどうか。
- 自分なりの働く意欲はできているかどうか。
企業は、自社の発展に貢献してくれそうな人材を欲しています。
フリーターとして、自分の目の前にあることだけを考えて仕事をしてきた人や、時間や量だけを気にして仕事をしてきた人は、「決められた仕事しかできない人」という判断をされがちです。
責任を持って仕事に取り組み、自分の与えられたことだけではなく、自発的に会社や周囲全体のことを見て判断しながら仕事をしていける人(また、そのモチベーション・意欲を感じさせる人材)は、採用されやすい傾向があります。
目標に対する行動力
自身の目標や目的に対して積極的な行動をとれるかどうかは、就職活動において最も重要な項目です。なかなか行動にふみだせなければ、多くのチャンスを逃してしまうでしょう。
「まずは正社員就職をする」という目標を決めたのであれば、その目標への行動力があればあるほど、フリーターから正社員への就職の可能性は高まると言えます。
「○歳までに就職を決める」「今年中に目標を達成できなければ別の選択肢を考える」など、期間を設けた目的や目標へのプランニングをすれば、プランの実現への近道にもなります!
当然、正社員就職という目標にも遠回りせずにたどり着けるでしょう。
応募対象が合っているか
「経験者を募集している求人に、未経験者が応募する」
明らかに採用に繋がらないような例えですが、実際にはこのような「求める人材レベルが高い求人に応募してしまっている」ことが起きている場合もあります。
- 誰もが知る超有名企業に入社したい
- 年収1000万円の企業に入社したい
- フルリモートワークの企業に入社したい
などなど、自分の理想とするライフスタイル・会社の規模はあると思いますが、それらをキャリアの初めの頃からいきなり叶えようとすると、躓く可能性が高くなります。
人生は長いマラソンです。スキル・経験を積み上げながら、自分の理想へ近づいていく、という視点が大切です。
フリーターへのイメージを払拭できるかどうか
また、就職活動を進めるうえではフリーターであるあなたに対して持たれがちなイメージを払拭していくことが大切です。
フリーターには一般的に、あまり良くないイメージが付きまとってしまいます。
- 将来のビジョンが定まっていない
- 楽をしたいと思っている
- 努力をしていない
- 責任感がない
- 遊び呆けている
- 社会性がない
- 経済的に自立できていない
- etc…
しかし、フリーターだからと言って、必ずしも上記のイメージが合うわけではありません。
アルバイトなどを通じて一生懸命やってきたこと、努力してきたこと、心がけてきたこと、身に付けてきたことがたくさんあるはずです。
それらの「あなたの輝くもの」を企業へアピールし、ネガティブイメージを払拭しながら、入社した後の活躍イメージを持ってもらうことが大切なことです。
企業はあなたのどこを見ているのか
人材採用における企業の2つのモノサシとは?
このモノサシは「能力」「意欲」の2つに分けることができます。
<能力>
- どのようなスキルがあるか?
- どのような実績があるか?
- どのようなことが出来るか?
<意欲>
- 仕事にひたむきに取り組むか?
- 積極的かつ自発的に取り組むか?
- 困難なことから逃げないか?
この「能力(スキル) × 意欲(情熱)」2つの掛け算によって、企業からの評価が決まります。
どんな人材が欲しいか?
欲を言えば「能力があって意欲がある人」を企業は求めます。
しかし、20代という比較的若い時期であれば、能力という面で評価することは、そもそも難しいところがあります。
なぜなら、能力は経験を重ねていくことで伸びていくものだからです。20代とはまだまだ「伸びしろ」が大切な時期。
ですから20代では「意欲(情熱)」を企業に感じさせ、「会社の中で活躍してくれそうだ」というポテンシャル(伸びしろ)を感じさせる必要があります。
また、この意欲によって、働く意欲の高い人材はすぐに採用が決まり、低い人材はなかなか採用が決まらない…といった、二極化も発生することになります。
「とりあえず就職したい」では、企業へ働く意欲を伝えることができなくなってしまいます。いや、伝えたとしても、面接官は本心ではどう思っているのか?という本質を読まれてしまう、というのが正しいかもしれません。
ですから、まずは自分自身の働く意欲を持つこと。持つために、なぜ働くのか?将来どうしたいのか?を自己分析していくことが大切です。
「働く意欲」を自己分析しよう
働く意欲によって採用の可能性が大きく変わるため、「なぜ、フリーターから正社員へ就職したいのか?」を整理・自己分析をする時間を作ってみると良いでしょう。
<前向き>
- 自分のスキルや経験を活かしたい
- やりがいのある仕事に就きたい
- 自分の成長につながる仕事がしたい
- 社会に貢献できる仕事がしたい
- 経済的に自立したい
- 安定した生活を送りたい
- 自分の夢を実現したい
<後ろ向き>
- お金が欲しい
- 友達がやっているから
- 親に言われたから
- なんとなく
- 他にやることがない
- 逃げ場がない
前向きであるか、後ろ向きであるか?は面接の中で必ず伝わりますので、前向きな方向で「働く意欲」を考えられるかどうか、が大切です。後ろ向きな理由で働き続けると、いつか辛くなってしまう可能性もあります。長い人生ですから働く理由が「生活のため」というのは、ちょっと寂しい気もしますよね。就職後にも「やらされている仕事」という感じが出てきてしまうかもしれませんしね。
また、そもそも働くということは、決して楽なことではありません。
部活動やスポーツに取り組まれたことのある方であれば、分かるかもしれませんが、「なんでこんなことをやらなきゃいけないんだ?」と思える基礎練習があったり、顧問・監督の指導があって「キツイな」と思えることもあったり、上手くいかないこともあったり…。
そんなことが日常茶飯事ではなかったでしょうか?
しかしそれらは、上手になるために必要なことだったのではないでしょうか。そして、だからこそ、耐えることができたり、頑張ることができたのではないでしょうか。
それらは仕事でも同じだと言えます。なので、将来どうしていきたいか?という目標・夢・希望のライフスタイルなどを考えていくことが重要です。
目標・夢・希望のライフスタイルというと、小難しく聞こえるかもしれませんが、前述のように「スポーツが上手くなりたい」といった部活動の時のような、シンプルなものでも全然大丈夫です。それが、あなたの頑張る理由になるからです。
応募企業の選び方
応募企業の選び方にもコツがあります。
経験がない中で働く意欲・ポテンシャルをアピールしながら就職活動を進めていきますから、「未経験OK」「ポテンシャル重視」の企業を中心に探していくのがオススメです。
未経験OK求人の特徴
中長期的な成長を期待している
中長期的な成長を期待している企業は人材採用・育成を将来への投資として考えています。長い目で見て、会社に利益をもたらす人材になってくれたり、マネジメントを通じて会社の経営にも携わる人材に育ってくれればいい。そういう人材を育成することが会社にとっての投資になる、と考えているので「最初はできなくても当たり前」と企業は構えています。
その中で自身の高いモチベーションを、企業へ感じさせることができれば、就職へ繋がる可能性も高まります。
教育への意識・体制がある
上記と関連しますが、教育することが前提となっておりますので、入社後に研修やOJTを受けることができ、未経験者でも安心して仕事を始めることができます。一方で、「教育されるのを待っている」というような受け身な姿勢では、企業からの高い評価は得られません。
なので、自らもスキルアップを目指して、いち早く会社の戦力になろうとする意欲が大切だと言えるでしょう。
教えたらできる仕事から任せる
未経験OKの求人には成長できる環境や新しいことに挑戦する機会が豊富なものも多く、自分のスキルや能力を伸ばすことができます。ですので、まずは教えたらできる仕事から経験を積んでいき、経験を積んだ後に、さらに難易度の高い仕事を任せていく、というイメージになりますので、スキルがないとできないような難しい仕事をいきなり任されることはありません。
未経験OKの職種が多いお仕事4選
営業職、エンジニア職、事務職、接客・販売職。この4職種になります。それぞれ詳しくご説明いたします。
営業職
一般的な営業職の仕事内容は顧客開拓、顧客との商談、契約締結、アフターフォローです。営業職は、企業の売上を上げるために、欠かせない重要な仕事。
「ノルマ・目標に追われる」というイメージを持つ人も多いですが、営業職の仕事は人と接することが多いため、コミュニケーション能力や交渉能力を身に付けるのに最適な仕事です。社長の中には営業職を経験したという方も多くいらっしゃいます。
お客様から直接感謝してもらえることも、やりがいの1つになるでしょう。
ITエンジニア職
ITエンジニア職は企業や組織のコンピュータシステム、およびネットワークの設計・構築・運用・保守を行うのが主な仕事内容です。
ITエンジニアの仕事は一見、どれも同じように見えますが、システムエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなど、様々な種類があり、それぞれの職種で求められるスキルや経験が異なります。
ITは益々需要の高まる仕事であるため「手に職をつける」「スキルを磨く」という観点でも20代からも人気が高いです。
なお、ITの世界は日々変化をし続けているため、プログラミング言語やデータベースの知識、ネットワークの知識、セキュリティの知識など、IT技術に関する幅広い知識やスキルを追いかけて、身に付けていくことがキャリアアップにも繋がります。
事務職
一般的な事務職の仕事内容は書類作成、データ入力、電話対応、来客対応、資料作成、会議準備、経費精算、備品管理など。事務職は、企業のあらゆる業務を支える重要な役割を担っています。「残業時間も短く、ワークライフバランス重視の働き方がしやすい」と考えている人も多いですが、正確さやスピード、丁寧さ、マルチタスクへの適性が強く求められるお仕事です。また、コミュニケーション能力や、社内の調整能力も必要です。
接客・販売
仕事の内容として「接客」「商品の説明」「レジ打ち」「在庫管理」「品出し」「売上管理」といったものがあげられます。コミュニケーション能力や、商品知識が重要なお仕事になるので最初は覚える事も多いでしょう。経験を積んでいく中で、店長職(店舗のマネジメント職)を任されることにも繋がり、キャリアアップが可能です。
面接でよく聞かれる質問
必ず聞かれる質問への対策
「なぜ、フリーターになったのですか?」
答え方に困る質問ですが、採用を考える企業にとっては、大変気になるポイントですから、やはり聞かれる可能性は高く、明確に答えることができなければ、マイナスポイントにも繋がってしまう、難しい質問です。
まず大切なことは、中途半端にごまかさないことです。なぜなら、誤魔化していることは思っている以上に、面接官に伝わってしまうからです。
ですから、フリーターになった理由を正直に伝えることが大切です。
- 正社員として働く気がなかった
- 正社員の仕事に就けなかった
- 正社員の仕事に満足できなかった
- 自分の好きな仕事を見つけるためにフリーターをしている
- 自由な時間やお金を稼ぎたい
- 学業や趣味に専念したい
- 将来の選択肢を広げたい
たとえそれがネガティブな理由であったとしても、正直に伝えることが大切です。面接官はフリーターであることを分かった上で、面接をしていますから、ヘンに身構えなくて良いです。
そしてここからが大切なポイントですが「反省を述べること」が重要となります。
反省を述べる
「正社員として働く気がなかった」「やる気がわかなかった」とだけ伝えただけではマイナスポイントですが、反省を付け加えると、見え方が変わります。
なぜなら、人には間違うことはたくさんありますし、そこから反省をして行動を改めるからこそ、成長するからです。ですから、反省を述べることはこれからの成長への期待を感じさせることに繋がり、ポジティブな印象にもなっていきます。
例えば、「やる気がわかなかった」のであれば、
「振り返って考えてみると、何もやらずにやる気になれないという前に、とりあえず10社は受けてみよう!それでやっぱり意味がないと感じたらやめようという風に考えて、とりあえずアクションは起こすべきだったと反省しています。」
「自分の”今の価値観”だけで判断して、行動するべきではなかったと思っています。まずはやってみる。体験してみる。そのうえで判断してみるという価値観が自分には足りなかったので、社会人ではそういったことを意識して、成長していきたいと思います。」
「社会人になった後は、このような後悔をすることが無いように『まずはつべこべ言わずにやってみる』を心がけて何事にも取り組んで行こうと考えています。」
などといった反省を伝えるのです。これが、自己アピールにもなるわけですね。
ですから、フリーターだからと言って、取り繕う必要もなければ、後ろめたく思う必要もありません。前向きな気持ちで正直に面接に向き合うことで、印象はグッと変えることができます。
フリーターの就職活動…注意点はある?
1人で進めないこと。誰かのサポートを得ながら進めること。
1人で進めると、何をどうしたらうまくいくのか、さっぱり分からない…という状況にもなりがちで、1人で悩んでしまっては、せっかく動き出した就職活動もストップしてしまいがちです。
ですので、大切なのは「誰か」に頼ること。それは就職サイトでも、就職エージェントでも良いと思います。どちらも基本的には無料でのご利用が可能です。
エージェントであれば、書類作成・面接対策などのサポートが受けられ、就職決定までをアドバイザーと一緒に進めていくことができます。
書類をどう作ればいいのか、面接で自分の経歴をどう伝えればいいのか。全員に100%共通する正解はありませんので、あなたの今までのご経歴に合わせたアドバイスを受けながら、就職決定まで進めていけることが魅力です。
急いで就職してブラック企業に入社しないこと
就職を急ぐ気持ちは大いに分かりますが、急いだ結果ブラック企業に入社してしまい、自身のキャリアが崩れてしまっては本末転倒です。フリーターで、早期離職となってしまっては、次のキャリアへ悪影響が出てしまう可能性も高まってしまいます。
急いでブラック企業を選んでしまわないためには
- 企業のクチコミをチェックすること
- 会社情報をしっかりと調べること
- 年中募集をしている企業ではないかどうかを調べること
これらをチェックしましょう。
特に年中募集している企業は「お給料が以上に高い」という特徴が見られます。お仕事がハードで離職率が高い一方で、お給料が高いことを魅力に、人材を募集しているという特徴があります。
新卒に近い既卒者(未経験者)の基本給というのは、職種にもよりますが20万円~25万円が一般的です。この水準を超えてお給料を設定しているような求人には注意が必要です。
また、エージェントや求人サイトであれば企業へ取材した時の情報も持っているので、「社内の雰囲気」「先輩社員がどんな人か」といった、求人ページでは得づらいリアルな情報も持っていることも多いので、困ったらそういった専門サービスに頼ることも1つの手段になります。
安易に資格の勉強に走らない
あるに越したことはありませんが、その資格が高く評価されて採用に繋がるかというと、そうとは限らないのが実情です。
なぜなら、実務で活かされているわけではないので「未経験」として見られることには変わりないからです。また、企業が見ているポイントは前述のとおり、本質的に見ているところは資格の有無ではないからです。
ですので「就職するために資格が必要だ」と考えてしまっていた場合、その資格を勉強している時間がもったいない。ということになりがちですので、注意をしましょう。
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まとめ
- 正社員とフリーターでは待遇・時間に違いがあるので、正社員として働くことを選ぶ場合は覚悟を持って取り組みましょう。
- フリーターでも就職することは決して難しいことではありません。あなたの働く意欲をしっかりと伝えることが大切です。
- 応募企業は未経験OK求人を中心に探すようにしましょう。
- 面接ではフリーターになった理由を正直に伝えながら、前向きな反省を述べることで印象をグッと良くすることができます
- フリーターの就職活動では急いでブラック企業に入社をしないよう、しっかりと調べたり、なるべく1人で進めないようにすることが大切です。
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