「既卒・職歴なし」の状態から考える就職活動とは

既卒者を「新卒枠」として受け入れている企業数の現状

皆さんもご存じの通り、厚生労働省では「卒業後3年間は、新卒枠で応募可能にすることを企業の努力義務とする」と発表し、それを受け、「既卒3年以内は新卒扱い」と、新卒採用枠を既卒者に拡大する企業が増加しました。

しかし、ある大手人材会社の調査によると、実際、既卒者を新卒枠として受け入れている企業は、なんと全国で約12％しかいないというデータが出ています。

そんな中、現在既卒者として就職活動をされている方の中には、新卒求人も積極的に受験されている方も多くいるかと思います。しかし、実際に受験をしてみると、なかなか選考が上手く進まないと実感されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？

このようなことを実際に経験すると、『既卒で職歴なし』という言葉は、まるで人生の道が全て絶たれた人に貼られた“レッテル”のように感じる方もいるかもしれません。

様々な事情や理由で、このレッテルを貼られた人がいると思いますが、果たしてそこまで悲観しなくてはならない事でしょうか。

日本にはたくさんの企業がある

いいえ、そんなことはありません。

日本にはなんと、大手・中小含め『421万』もの企業があるのです。あなたはまだ素敵な企業に巡り逢えていないだけで、あなたを必要とする企業は必ずあります。

「既卒者だから…」と悲観しなくて大丈夫です！

さて、ここで落ち込むのではなく、まずは『既卒・職歴なし』の状態から出来る就職活動を考えてみることが大切です。まずは、あまり悲観的にならないことを心がけましょう。周りが正社員として就職し、自分だけ取り残されたような気分になる事もあると思いますが、ここで思い詰めたり、悲観的になったりしても、状況は何も変わりません。

普段暗い顔をして、後ろめたい気持ちで過ごしている人が、採用面接の時だけ、明るく情熱的に振る舞ったとしてもネガティブな雰囲気というのは相手に伝わってしまいます。特に、相手が何人も面接を行なっている面接官であれば尚更です。

気分をリセットし、前向きに進むためにも、是非“今の自分にしか出来ないこと”を考え、実行してみましょう。大切な家族や友人との時間を大切にするのも一つです。人によって色々なことが思い浮かぶと思います。

「経験」が無くても「これからどうなりたいか」が大事

次に、今正社員として働いている人たちをみてください。あなたのご両親、兄弟、友人…。最初は誰もが“職歴なし”であるということです。
“職歴なし”と言うのは、文字通り正社員としての雇用経験が無いということですが、学生時代のアルバイトやパート、ボランティアや大学でのサークル活動などで得た経験を、全てこの“職歴なし”で片付けないようにしましょう。

また、今どれだけ活躍している人であっても、当たり前ですが、最初は“職歴なし”からスタートしています。経験と言うのはもちろん評価されるべき事実ですが、どんな人でも、何事も最初は必ず未経験ですから、経験が無いことを恥じたりせずに、経験を積んでいくためのスタートに立つ“確固たる意思”を持つしかないのです。

「未経験者をじっくり育てていく」という考えを持つ企業も多い

最後にお伝えしたいことは、就職するチャンスを自ら手に入れる努力です。残酷なことに、どれだけあなたご自身が素晴らしい“既卒・職歴なし”であったとしても、まだまだ肩書やレッテルで判断する企業が多いことも現実です。闇雲に求人に応募しても、辛い結果が続いてしまう可能性もあります。

冒頭でもお伝えしたように、日本には『421万』もの企業が存在します。あなたご自身が活躍するステージを提供してくれる会社に出逢えるかどうかは、あなたの努力次第です。

弊社ではあくまでも「未経験者を正社員として採用し、じっくり育てていく」という姿勢を持った企業を、みなさんにご紹介していきたいと考えています。弊社ご登録企業からは、いい就職.comのご登録者の方からご採用頂いた採用実績も多く、「優秀な20代若手が活躍している」とご好評をたくさんいただいています。

ですので、みなさんにご紹介できる求人は『既卒で職歴なし』という言葉だけで、レッテルを貼る企業はいませんので、安心してご応募いただけます。

もし、あなたが真剣に後悔しない就職をお考えならば、私たちは「いい就職プラザ」はあなたと企業を繋ぐ架け橋になりたいと本気で思っています。