【第3回】長谷川宏二さん(株式会社フレンテ)-若者が輝く”あの企業”に突撃!-
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創業50周年を迎えた湖池屋など、事業会社3社を擁するフレンテグループ。強力なロングセラー商品をいくつも抱えている背景には、どんな社内風土や人材育成の方針があるのかを人事総務部人事課 課長・長谷川宏二氏に聞いた。
目次
中卒でも新卒でも平等に迎え入れています。
―本日はよろしくお願いします。御社は、国内で初めてポテトチップスの量産に成功して以来、ユニークで独創性の高い商品を開発し、多くをロングセラー商品に育て上げていらっしゃいますよね?
はい。総合スナックメーカーの「湖池屋」と、タブレット・健康食品の「フレンテ・インターナショナル」等を擁する弊社では、激辛ブームの火付け役「カラムーチョ」や、「スコーン」「ポリンキー」「ドンタコス」、発売後間もなく大ヒットしたミントタブレット「Pinky」なども生み出しました。
2004年には持株会社であるフレンテがジャスダック上場も果たし、従業員はパートを含めて約1200人。香港や台湾やタイなどアジア諸国を中心に海外展開も進めています。売上高も、少子高齢化と言われる中、毎年2ケタ近い成長を果たしています。弊社では、多くの会社と異なり一つひとつ熟考して新ブランドを立ち上げ、その後の地道な営業活動や製品の改良、もちろん広告宣伝も合わせ、総合力でジックリと育ててきたのです。
―御社では、毎年、新卒より多くの中途採用者を迎えているそうですね。
ええ。食品業界では珍しいかもしれませんが、社員のおよそ4人に3人が中途入社なんです。毎年10名程度の新卒採用に対して中途は20~30名ぐらいになります。20代の方々を採用した実績もあります。
中途採用者は新卒が大多数の会社ですと往々にして仲間がいなくて孤独に陥りがちですが、弊社では常に中途の人が入ってきますから、社内ではある意味自然なこととしてどの職場でも迎え入れられています。そして入社後は、入社年次を気にするようなところはありませんから、実力を発揮してステップアップする人はたくさんいます。時々採用面接で応募者の方から「新卒の人とのハンディはありますか?」と尋ねられることがありますが、「今日の面接官も全員中途入社ですから安心してください」と答えることも良くありますよ(笑)。
社員全員で人材をジックリ育てます。
―商品をロングセラーに育てることと同じように、人材の教育もジックリと取り組まれるそうですね。
そうなんです!「ヒット商品をつくりたい!」と新卒採用では常に開発・マーケティング職は人気ですが、少なくとも数年は現場を経験しなければ就けないようにしています。なぜなら、ただアイディアがあっても、売り場や生産の状況などをよく知った上でトータルに発想できなければ人気商品は生み出せないからです。ですから、まずは基礎をじっくり固め、社内風土・DNAといったものを理解してもらうことこそ大切で、入社直後からすぐに結果を出そうと焦る必要はありません。
―具体的な研修制度でも中途と新卒は全く同じなのでしょうか?
入社した人はどの部門に配属される場合でも基本研修中に営業と製造の業務を体験してもらいます。あとは机上の勉強よりも、実際に仕事を通じて弊社を知ってもらうという方針ですね。そして、努力と実績次第でチャンスが広がるわけですが、「会社に馴染んでいるか」もとても重要なのです。
そもそも弊社は定着率は高いのですが、それは人をジックリ育てる社内風土が根づいているからでしょうね。転職組の私から見て、他社よりも一つの物事に全員一丸で取り組むチームワークのよさがあると思います。工場の繁忙期には、開発部門や管理部門からも手伝いに行くこともあるんですよ。
ほかにも、平日の夜に親睦会を開いたり、公式行事でいえば毎年忘年会を開催していますし、社員旅行もあっていつも高い参加率なんですよ。
積極的に挑戦する人を求めています。
―どんな人物に入社してもらいたいですか?
弊社の歴史はいつも挑戦の歴史です。激辛市場が存在しなかった時に世に出した「カラムーチョ」、スナック菓子と逆の特性を持つ商品は何か、模索した末に生まれた「Pinky」…。そして、海外進出も香港や台湾以外に、2005年にはベルギーに事務所を開設し、様々な製品や技術の情報収集や調査などの拠点としています。今年はタイにも進出して現地向けの商品を発売しました。今後、少子化の進行が予想される以上、国内マーケットで一層存在感を高めることと共に、海外のマーケットをもっと広げ、ゆくゆくは日本と同じ規模にまでしたいと思っています。ですから、更なる成長へ前向きに挑戦してくれる若くて優秀な人がほしいですね。「やりたい」と自ら手を挙げる人には、年齢や経験に関係なく、責任ある仕事を任せていく会社ですよ!
昨今、「ワークライフバランス」という言葉をよく耳にします。ただ、私としては特に20代はあえて人の2~3倍は働くべきだと考えています。そうやって頑張ることで得るものや人に伝えられることも人の2~3倍になるはずなんです。日本人にはすでに十分の休暇があるって思いますよ、あくまで個人的な意見ですが(笑)。
―第二新卒や既卒未就者の方についてはどのように考えておられますか?
前にも述べたとおり、新卒でも第二新卒でも既卒未就者でも、採用対象としている職種・ポジションにふさわしい方であれば採用の障害には全くなりません。ただ、近年若者の離職問題がよく騒がれていますが、短い期間で会社を転々としてはキャリアとしてはいつも同じ所をグルグルと回っているようなものでいつまでも力がつかないのではないかと思います。30歳にもなってしまったら、もう即戦力になる人しか採用できないのですから。弊社をよく知って腰を据えて虎視眈々と将来を見据えてくれるチャレンジフルな人をお待ちしています!
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