既卒者は人生の強者？

いい就職プラザの代表である私自身が、そのムカシ、「既卒」「第二新卒」であったということは、そこらじゅうで吹聴して回っているので、知る人ぞ知る有名な話（？）ですが。

「類は友を呼ぶ」というワケではありませんが、僕の周りには、そのムカシ「既卒」「第二新卒」だったという友人がやたらと多いのです。

価値観はひとつじゃない

ところ変われば価値観も変わる、ではありませんが、そんな友人たちと話をしていると

「大学を卒業してスグに就職するとはけしからん！」
「新卒で就職した会社に3年も5年も居座るとはどういう了見だ！」

などと、就活生の親御さんや人事担当者がが聞けば、眉をしかめるようなことを平然と言ってのけたりします。

もちろん、皆さんは社会に背を向けたアウトローというわけではなく、会社の経営者であったり、自らの著書を上梓されていたり、ビジネス社会で立派に活躍されている方たちなのですが、まあ、世の中には色んな価値観や考え方があるものです。

就職活動に取り組み皆さんを取り巻く価値観は往々にして「既卒になったら大変だ」「一生働ける安定した就職先を」などと、ある一方に偏りがちなものです。

もちろん、そういった価値観を否定するわけではありませんが、決して、それこそが絶対的なセオリーというわけではありません。

トラブルも人生の一部として楽しむこと

頂上を目指して山登りをするにしても、道に迷うことなく、トラブルもなく、すんなりと登頂するのも悪くありませんが、途中で道に迷ったり、悪天候に見舞われたりしたことも、無事頂上に立ち、その道のりを振り返った時には、そういった出来事こそ、味わいよき深い思い出として記憶に刻み込まれるものではないでしょうか？

頂上を目指し山登りする間には色んなコトがあるものです。道に迷ったり、大雨や嵐に見舞われたり…。しかし、そんなトラブルも山登りの一部として、楽しめる強者こそが山登りのプロフェッショナルと言えるのかもしれませんね。

そういう意味で言うと、僕の友人たちはさしずめ「人生のプロフェッショナル」とでもいうべき強者なのかも知れません。