「内定獲得を目的とした就活は今すぐやめよう！」

みなさんの就職活動はどんなことにこだわっていますか？

私は、いい就職ドットコムにご登録いただいた既卒の方にお会いさせていただき、就職活動の状況についてお聞きしました。

焦るあまり「内定獲得」が目的になった就職活動

既卒のNさんは、大学時代から就活していたものの、なんとなく他の人がしていたからと流れに沿って活動をし内定もありましたが、ピンとくるものがなく辞退したそうです。

大学を卒業してから、自分が目的もなく毎日を過ごしていたことに徐々に焦りを感じていたようで、周りの友人はみな内定をもらった企業に入社し、社会人として仕事の話をされるようになり、早く内定をもらい就職したいと思うようになったそうです。

私はそんなNさんの就職のサポートをしたいと思い、希望の職種や業界はどんなところなのか、こだわりのポイントは何があるのかを約1時間かけて詳細まで伺ったんです。

しかし、最初Nさんは「働ければどこでもいいんです。とにかく内定をもらって早く働きたいから、求人の紹介してほしいんです。」とおっしゃっていました。

ただ内定を獲得しても「いい就職」は実現しない

私はすかさず、Nさんに聞きました。Nさんにとって働くとはどういうことか、就職についてどう思っているかを。

私たちは確かにみなさんの就職を決定するまでサポートしていますが、「内定」を獲得して終わりだとは思っていないのです。Nさんが志望した求人に出会えて、内定から入社にいたり、その会社で活躍しイキイキと働いて「いい就職」をしてほしいと心から思っています。

だからこそ少し厳しい言い方だったかもしれませんが、Nさんに伝えました。

「内定獲得を目的とした就職活動はもう辞めよう。」

自己分析から見つけ出す「就活の本当の目的」

そこからNさんの今までの経歴を確認し、大学時代に頑張っていたこと、アルバイトの経験などを教えてもらいました。

Nさんはテニスサークルに興味をもって、入部し毎週のように試合をしていたそうです。試合を終えるごとに「よかったプレイ・悪かったプレイ」を分析し次の試合に備えて上達していたようです。さらにサークルメンバーが負けてしまった時にはチームメイトを励まし、勝利した時には全力で喜ぶような大切な仲間だったと話して頂きました。

そんな話を聞いた私は、チームとしても個人としても活躍できるあるメーカーの「営業」の求人を紹介し、Nさんの志望度も高くさっそく面接へ進みました。

すると、志望動機や過去の経験からどう営業に生かして行けるのかを面接官に熱意をもって伝えることができ、そのメーカーさんから「内定」が出たのです。私も自分のことのように嬉しくなりすぐにNさんに「内定通知」をさせて頂きました。Nさんも本当に喜んでくださって、入社の日を迎えその時から現在まで約3年の月日が経ちました。

周囲に流されず、将来の自分について考えること

Nさんは今、チームリーダーとして、チームをまとめ励まし、喜び、学生時代のテニスサークルと同じように活躍している姿を見て「いい就職」のサポートができたと私も嬉しくなりました。

今日もいい就職を目指してたくさんの若者が弊社を訪れています。みなさんも一度「いい就職プラザ」にお越しくださいね！