なぜ、既卒は中途採用枠での採用実績が多いのですか

新卒枠は競争率が高い…。アピールできるスキルがあると安心！

最近では新卒募集にあたり「既卒応募可」とする企業が増えつつありますが、前述のように実際に新卒採用枠で既卒を採用した企業が飛躍的に増えているわけではありません。

既卒に限ったことではありませんが、やはり数多くの新卒と競合する中での内定獲得となると、他者よりも抜きんでたスキルが必要といえます。新卒採用枠で既卒が就職決定する場合は「語学力」「プログラミングの基礎知識」「取得困難な資格」などの突出したスキルや資格を評価されていることが多いように感じます。

中途採用枠は必ずしも社会人経験必須ではない？

企業においては年間を通じ「欠損が出て急いで補充しなければならない」「秋から新規事業を立ち上げる」といった急募求人といわれる中途採用のニーズが発生します。その中には、採用対象を「社会人経験豊富な即戦力」だけに限定されるものがある一方で、社会人未経験の応募者を積極的に募集する「ポテンシャル求人」も数多く存在します。

すでに大学卒業した既卒は、入社時期について柔軟に対応できるための急募吸引にも応募できますが、新卒は入社時期が4月になるため、応募することはできません。数多くの新卒と競合することがない分、おのずと就職決定率も高くなるというわけです。

この「入社時期に柔軟に対応できる」という点が「中途採用枠」でこそ生かせる既卒の強みであり数多くの既卒が中途採用枠で就職を決定している理由だと言えます。

そういう意味においては、既卒就活における就職決定のポイントは中途採用枠で社会人未経験を積極的に採用する求人（ポテンシャル求人）のなかから意中の企業を見つけ出すことがいえますが、いい就職プラザにはこのような「ポテンシャル求人」が日々数多く寄せられており、多くの登録者がこの枠で就職を決定されます。