残業や人間関係等は不利?退職理由はどこまでいうべきか

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つらい残業や人間関係など、退職理由はさまざまですよね。面接で退職理由を聞かれた時、ネガティブな情報はどうやって伝えれば良いのでしょうか?ここでは、転職活動における退職理由の説明方法についてご紹介します。

退職の理由はポジティブなものだけではない

転職の決意は、さまざまな理由により起こり得ます。社会人としてもっと成長したい、より高度な仕事をしたいというポジティブな感情で転職を決意する人もいますが、必ずしもそうでない方も少なくありません。むしろ、ネガティブな退職理由によって転職活動をする方も多いでしょう。

社会人は、仕事をしているとさまざまな苦難に直面します。解決できる苦難であれば、それを乗り越えることで、社会人として一つ上のステージに上ることができるでしょう。ただし、個人の能力では対処が難しいことも少なくありません。

たとえば、残業時間です。政府による働き方改革の討論が行われている一方で、長時間労働の問題はまだまだ後を絶ちません。労働者1人が声を上げたとしても、なかなか解決できないことも多いです。また、所属する部署内での人間関係のトラブルなどは、配置転換など会社側の配慮が必ずしもあるとは限りません。

これらのトラブルは、耐え続けてしまうと、身体を壊したり、うつ病になったりとさらに悪い状況へと発展する恐れがあります。そして、最悪の場合は、命の危険にさらされるリスクもあります。自分だけではなく、家族にも不安な状態にさせてしまうことでしょう。そのため、これらの理由によって転職をする決意を固める人も少なくないのです。

ネガティブな退職理由は表現を変えて伝える

それでは転職活動の際に、ネガティブな退職理由はどのような影響を与えるのでしょうか。結論としては、転職活動においてネガティブな要因は、好まれない傾向があります。

企業の採用担当者からの視点においては、退職理由は重要な指標の一つです。何故なら、退職理由を確認することで、さまざまなことがわかるからです。たとえば、次のようなものを見ています。

  • 採用してもすぐに辞めないか
  • 甘い考えで仕事をしてきていないか
  • 自社の社員と馴染むことができるか
  • 批判的な性格ではないか

ネガティブな退職理由を素直に説明してしまうと、採用担当者としては、自社に入社したとしても、「少し残業させると辞めるのでは?」「同僚との人間関係が合わなければすぐに辞めるのでは?」と推測してしまいます。また他社とはいえ、会社の不満だけをいう転職希望者は、自社に入っても結局は何かと不平不満を述べるのではないかと考えやすいです。

ネガティブな退職理由は、就職希望者の面接評価が僅差になればなるほど、顕著に影響する傾向があります。面接結果が同レベルである場合、ネガティブな理由で転職活動をしている人よりも、ポジティブな理由で転職活動をしている人の方が、より自社に対して貢献してくれるのではないかと考えやすいのです。そのため、退職理由を説明する際には、素直に説明するだけではなく表現を変える必要があるでしょう。

ポジティブさを前面に出した理由に変換する

前述したように、退職理由を伝える場合は、ネガティブな理由を素直に説明するのではなく、表現を変えて説明したほうが良いとされています。ネガティブな退職理由であっても、見方を変えればポジティブになることも少なくありません。

残業問題により退職した場合

残業を理由に退職する方は少なくありません。残業はどこの会社でも起こり得ることでしょう。そのため、単純に残業をしたくないという理由にすると、避けられる恐れがあります。

残業をあまりしたくないのであれば、全く残業をしたくないというわけではないという前置きの上で、スキルアップのために勉強をする時間がもっと作りたいからというようなアピールをしていきましょう。単に残業をしたくないという理由にとどめないことが重要です。

人間関係のトラブルで退職した場合

人間関係を理由にしてしまうと、転職しても同じになる可能性があるとNGを受けてしまう恐れがあります。人間関係が悪くて退職するということは、裏を返せば、もっと仲間同士で連携し、チームワークのある仕事をしたいともいえるでしょう。

「転職して人間関係をリセットしたい」「より人間関係の良い場所で働きたい」と説明するのではなく、「今よりさらに周囲と連携して働きたく転職を決意した」といった説明するようにしましょう。表現方法を変えるだけで、ポジティブな説明になるでしょう。

ネガティブな転職理由は表現を変えて説明しよう

面接時に退職理由を聞かれた場合は、できるかぎりポジティブな理由に変換して説明するようにしましょう。残業や人間関係など根底の理由は同じであっても、伝え方や見るべきポイントを少し変えるだけで、ポジティブな退職理由となり企業からの評価も変わります。自身の退職理由を思い起こして、よりポジティブな理由になるように言葉の選び方を考えてから面接に臨むようにしましょう。

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