私たちは「内定」に至るまでも、その後も企業と一緒に採用活動をしています！

今回は、私が担当させて頂いている【システム開発/コンサルティング/ＩＴ教育事業】を行っているＩＴ企業とのエピソードをお話させていただければと思います。

私がこのＩＴ企業の採用の支援をさせていただいて学んだことは、『企業と一緒に採用活動をすることの大切さ』です。

とあるＩＴ企業での採用活動

このＩＴ企業との出逢いは、私から架けた一本の電話がきっかけでした。

初めてコンタクトを取った時、新卒採用をメインに活動されていたのですが、『もう1人良い子がいれば既卒の子も採用をしたい』とのことで、弊社とのお取引が始まりました。

「期待してもらったからには、満足のいく採用をして頂けるように頑張ろう！」と、心に決め取り組みました。

インターンシップ中、企業からの厳しいお言葉

しかし…選考はそんなに甘いものではありませんでした。

一次選考は無事に通過したものの、選考の一貫であった1週間のインターンシップでは予想もしていなかったことが起こりました。それが、3日目の面談での出来事です。

日々、一日の振り返りとして、面談を実施していただいていたのですが、中間の面談にて、社長から厳しいお言葉を求職者の方が受けました。

その言葉が…

『このままでは内定を出すことは難しいです。』

というなんとも絶望的な言葉です。

表面だけではわからないことがある

私もその話を先方から聞いた時、正直、今回は選考お見送りになってしまうと思いました…。しかし、このままただインターンを進めていくのではなく、「企業側がなぜこのような評価をしているのか？」や、「企業側がどんなことを不安に感じているのか？」を考えました。

そこで、私が欠かさず行ったことが、『企業との日々の共有』でした。

“求職者の方が何を意識して取り組んでいるのか？”や、“どのような工夫をして取り組んでいるのか？”。なかなか表面だけでは見えてこない本音の部分も企業の方と共有を行いました。

インターンシップ終了…選考結果は？

そして、5日間のインターンを終え、企業からの選考結果連絡が…。

『今回は採用基準に達していませんでした。』

と、なんとも絶望的な一本の電話が。私も肩を落としていたのですが、社長から言葉が続き…

『…ただ、たった5日間のインターンではあったものの、今回の彼の取り組む姿を見た時に、ちょっとした工夫や成長が見られました。社員全員一致で、この子であれば将来に期待ができるので採用をしたいと思います。』

と、なんとも嬉しい言葉が…！無事採用とハッピーエンドに終わりました！！

採用活動は二人三脚

今回、『内定』という結果になったのは、もちろん、一番はインターンに進んだ求職者の方が最後まで踏ん張ってくれたお陰です。しかし、それ以外にも、日々の企業の方との共有があったからこそ、良い結果をいただけたのではないかと思っています。

やはり、企業側も求職者の皆さんと同じように、真剣に採用活動に取り組まれていて、採用することにたくさんの不安を抱えています。この日々の共有を通して、私はそんな企業側の不安を少しでも軽減できたのではないかと思っています。

『うちの会社で若い子たちに頑張ってほしいことは何なのか？』
『企業、求職者、それぞれが何を不安に感じているのか？』
など…

ぶっちゃけ話をしながら、企業と一緒になって採用活動ができたことで、『企業と一緒に採用活動をすることの大切さ』を学ぶことができました。この意識を常に持って、他の企業様にも満足いただけるように、また頑張っていきたいと思えたＩＴ企業様との貴重な経験でした。